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シリーズ稀人(まれびと)
オオグチホシエソ
2011年の東北大震災を受けて始めたプロジェクト、稀人(まれびと)。深海魚の造形を被り神がかりして舞う。これは、空間軸(立体造形物)の中に時間軸(舞)を入れることで作品をより存在の本質に近づけようとする試みである。
スペ~スを明るく朗らかにする “タケシ彫刻”
或る公募団体の外部審査員として東京都美術館へ赴いた折、ブル~の鉢巻というか、タ~バンふうなものを頭に巻き、いかにも制作現場から馳せ参じたばかりといった風体の笑顔の男と出会った。
彫刻家の小川猛志である。
もしも彼と出会わなければおそらく、友人としてその後、一緒にエキストラとして映画に出演したり、東日本大震災の沿岸地域を巡ったりすることなどなかったかもしれない。
そんな彼に突然、自分の作品を社会へ貸し出したいから協力してくれ、と頼まれた。先行き不透明な現状を何とかしたい、という思いの果てなのではなかろうか。
不思議、面白い、どうして。
これらの要素が揃わなければ、現代の芸術とは言えないというのが、私の持論。作品では常に、頭を刺激する知性と感覚の電磁波が通っていなければならない。それには色彩がカラフルで、形状もあたりまえでない方がベタ~だろう。
“タケシ彫刻” は、こうした条件を全て満たしている。
姓は「小川」、名は「猛志」。表意イメ~ジ的には、どこか相反するネ~ミングだ。しかし、たとえ小さな川でも、志だけは常に猛くありたいと解釈できないこともない。
事実 “タケシ彫刻” は、芸術の大海を目指す猛き小川のような趣がある。きっとどんなスペ~スも、明るく朗らかに一変させてくれるだろう。
多くの皆さんからのオファーに期待したい。
東京芸術大学彫刻科大学院修了
日本美術家連盟会員
公募団体創型会元運営委員
美術団体表現者たち展運営メンバー
美術団体表現者たち展主催
美術家・小川猛志は東京芸大在学中からひたすら、現代にあるべき造形を求めてきました。
学生時代は永遠に変わらぬものとして石の彫刻を作っていました。大学院修了後は、形は宇宙の流れの中の瞬間の一形態ではないかと感じ、焼き物によるオブジェを作りました。その後、もっと根源的な形を追い求めて、全てのものは光であり色彩であると考え、色からできる形を探していた時期もありました。形を感じることとは何かと問い、作品を作った時もあります。人間世界に危機を感じて作ったこともあります。2011年3月11日、東日本大震災と大津波の後は、地球が生きていることに気が付き、深海魚たちの言葉を代弁した舞を演じています。これは、空間軸(立体造形物)の中に時間軸(舞)を入れることで作品をより存在に近づけようとするものです。
空間から時間へ