「稀人(まれびと)こそが、真(まこと)の人間である。」

稀人の会は、亡き、美術評論家にして詩人の、ワシオトシヒコと私が設立した。

表現するものとしての私の経歴は、中学1年生の作詞から始まった。日本の新体詩から読む。作詞すること、声を出して読むこと。高3の夏に、「月と六ペンス」に出会い、20歳の夏に、「トロイの木馬(即ち彫刻)」に出会う。

2011年、東北大震災の後、5メートルとのパフォーマンス(舞)。2022年秋、表現の原点は己の身体・声・立てる音・そばにいるものの息づかい、身振りであると知る。

2011年春の東北大地震・大津波から、5メートルの深海魚をかぶって舞うパフォーマンスを続けている。最初は被害に遭われた人々への鎮魂の舞であったが、今ではもうすぐ来ると言われている首都圏直下型大地震と、南海トラフ大地震で被害を受けるであろう我々のための舞でもある。

これは造形的には空間軸の中に時間軸をいれたものである。

2015年 舞「おっふぇふぇ、へ」メダマホオズキイカ 隅田公園リバーサイドギャラリー

2016年 「MY 舞 まい」 ザラビクニン 都美館 創型展

2018年 「押し寄せる砂」 テンガンムネソ 隅田公園リバーサイドギャラリー LinkRing展

2019年 「大口★笑空氏の独り言」 オオグチホシエソ 国立新美術館 汎美展

2021年 「小さきものたちの歌」 クリオネ 隅田公園リバーサイドギャラリー 表現者たち展

2022年 「ラブカ in ラプソディー」 ラブカ 国立新美術館 汎美展

2022年 「戦争は嫌だ!」 深海魚無し 隅田公園リバーサイドギャラリー LinkRing展